今日は車検部からでーす。
ハイ、またまた登場、車検部フロントの阿部です。→ スタッドレスタイヤのご注文お待ちしてます。笑
えーとそうじゃなくって・・・工場からです。さて、コレ↓↓↓ なんだかわかりますか???
わがんねって! まぁまぁ、そう言わずに・・・ f(^^;)
実はコレ、マニュアル車(MT車)にとって必要不可欠なものでギアチェンジをする際に操作するクラッチという所の部品なんです。写真にはクラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングという部品が写っています。上が新品、下が使用不可となった部品です。
下の部品の周りに、木くずのようなものと、綿ボコリのようなものが見えますが、これはクラッチディスク(通称:クラッチ板)が摩耗したことによってこのような状態になってしまうんです。(;ω;)このようになってしまうとギアを入れてもウンともスンともいわなくなり、走行ができなくなります。
いわゆる、「滑った状態」というヤツですね。
「滑る」というのは、クラッチを繋いでアクセルを踏んでも、エンジン回転だけが上がりスピードが出ない状態のことを指します。マニュアル車にお乗りの方、このような現象、体験したことないでしょうか?こうなってしまったらクラッチの交換時期になります。
この症状が出るのは乗り方によってもずいぶん変わってくるので、一概に何万キロ走ったらなるとは言い切れないのですが、5~6万キロを超えたあたりからこの症状が出てくる事もあります。多少の「滑り」でも我慢すれば日常の運転に差し支えないこともありますが、症状が悪化すると上記の写真のようになってしまい、走行不能になってしまいます。
また、クラッチの切れも悪くなりますので、エンストの原因にもなります。ですから、滑り始めたな?と感じたらぜひ早めの交換をおすすめします。
では、今回のクラッチ交換の作業風景を少しだけご覧いただきましょう。 車はスズキのワゴンRになります。
まずは、クラッチがどこに付いているかというと、エンジンとミッションの間についてます。なので、エンジンからミッションを切り離します。
↑ 車を下から見ています。真ん中のパイプがマフラーです。向かって左、黒い部分がエンジン、右がミッションです。これを外します。
よっこらせ(-_-;)
見えました\(^0^)/ これがエンジン側です。クラッチはここに付いてます。
こっちがミッション側。クラッチディスクの削れたカスで真っ黒になってます。ウワ~\(*0*)/
この内部の汚れをきれいにして新品の部品に交換し、組み付けしていきますと作業完了です。
簡単に作業手順を紹介しましたが、ミッションを取り外すまでには多数の部品を取り外さなくてはなりません。なので実作業自体は3~5時間はかかります。
↓ これが今回外した部品
ホント、走行不能になる前に早めに交換して下さいね。「なんか変だな?」と思ったら、お気軽に当社にお越しください。
車検部フロントの阿部がお待ちしております。→ あ、疲れ切ってる・・・。